本人の参加状況をお聞きしました(愛知県支部)

支部では、若年期認知症だけでなく従来のつどいにも本人が参加しています。本人の特別なメニューを設けているわけではなく、家族の会のつどいに本人も一緒に参加し、他の家族が必要に応じて本人と別に過ごしたり、介護をしたりしています。

今年のリフレッシュ旅行では、本人の参加が7人ありました。そのうち4人が若年期認知症の人で、その中の1人は重度の介護を必要とする人でした。部屋割りは、本人の状態に合わせて行い、時には本人が家族と離れるようにすることもあります。そうすることで、家族がゆっくりできたり、本人も家族には言えない話を他の人に話し落ち着いたりすることがあります。本人同士の交流も深まったようで、別れる時に「あばよー、また会おう」と声をかけあっていました。

つどいにも本人が参加していますが、本人の参加のためには、居場所づくりが必要で、つどいの場所が問題となってきます。現在は会議室を借りていますが、部屋が2つ必要になり、料金の問題や、駐車場があるかなどの立地条件のよいところを見つけることが難しくなります。他に本人に対する内容をどのようにしていくか、サポーターをどのように確保していくかも課題です。

若年期認知症の家族は、サービスを使う前の自宅での過ごし方や経済的な大変さ、祖父母の介護や育児があり、状況が高齢発症の認知症とは異なるため、別につどいを行っています。サポーターも若年期認知症の介護経験のある家族と専門職がよいのではないかと思います。
若年期に限らず本人をつどいに連れてきてほしいという取り組みをしており、サポーターも講演会など機会があれば呼びかけるようにしているということでした。

愛知県支部では、家族支援プログラムという介護教室を実施しています。これまで実施していた介護教室より定着率が高く、6回のプログラムが終わった後もグループが継続しています。参加者は、始めは自分のことばかり話していた人も次第に人の話が聞けるようになり、情報を自分のものとして吸収していくことができるようになります。そして、本人の話も聞けるようになります。また、支部では「認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式」も勉強会を実施し、より本人の思いに耳をかたむけ、本人や家族の声をケアに反映させていく方法を学んでいます。

支援プログラムの詳しいことは、
http://www.hearttoheart.or.jp/kazoku/
認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式は、
http://www.itsu-doko.net/

をご覧ください。

認知症を知るキャンペーン 本人の思いを知ろう
呆け老人をかかえる家族の会
本部事務局スタッフ
沖田裕子