認知症本人交流会のすすめ あなたひとりではありません 仲間同士、交流の場が広がっています

2006年
認知症の人の【本人会議】

アピールに学ぼう

1)参加者は明日の私たちの姿

本人会議に参加された方々は、つい最近まで現役最前線の会社員であったり、主婦として一家を支えてこられた女性、老後の楽しみに旅行をご夫婦で楽しんでおられた方など、ごく普通の人々です。
認知症は、特殊な病気ではなく、中高年になると誰にでも起こりうる病気です。
なりたくてなったのではなく、知らない間に発病し、徐々にあたりまえの暮らしが困難になっていくのが認知症です。認知症になったことで、周囲から冷たい目でみられたり、理不尽な扱いを受けている参加者、そして家族がほとんどでした。残念ながら7人中4人の方は、職場や近隣に認知症であることがわかると暮らしにくくなるために、記者会見で名前や顔を明らかにすることができませんでした。
認知症を他人事や特別扱いではなく、「もし、自分がなったら」、「わが町で安心して暮らし続けられるのか」、ぜひこの機会に、自分ごととして考えてみてください。そして、あなたの身近な人と、一緒に話し合ってみてください。

2)「認知症の人の思いと力をしる」ことを出発点に

これまで認知症になると「何もわからなくなる・できなくなる」と誤解されてきました。しかし決してそうではなく、認知症になっても、一人ひとりはたくさんの思い、そしてたくさんの力を秘めています。「もっと自分たちの思いを聴いてほしい」「もっと自分の力をいかしたい」「わたしはわたしとして生きていきたい」。本人会議に参加された7人からのメッセージは、多くの認知症の人々の代弁です。
本人の思いや力を周囲にわかってもらえない場面での無念さや孤独、思いや力にそわない周囲の対応や専門家の治療・ケアによって傷つけられたり、状態を必要以上に悪くした体験も、参加者からたくさん語られました。
認知症の人が暮らしていくためには支援が必要です。しかし、本人の思いや力をしらないままの支援は、それがどんなに善意のものであっても、本人を逆に苦しめることになりかねず、結局は支援の成果もあがりません。
まずは、本人の思いと力をしること。たとえ一見、どんなに認知症が進んでいるようでも、「だめだと決めつけないで」。人としての本人の思い、長年生きてきた本人の底力が必ずあることを忘れずに、それらを「しろうとすること」を常に大切に。

3)町の中で、自分でできる小さな支えを始めよう!

「わたしたちなりに楽しみがある」「少しの支えがあればできることがたくさんある」。

もし、自分自身だったら、今までどおりの楽しみごとを続け、してもらう一方ではなく自分でできる喜び・自由がほしい、これはあたり前のことではないでしょうか。今までどおりの楽しみを続けたり、生活のちょっとした不自由さを乗り越えて自分らしく暮らしていくために、福祉や医療のプロはもちろん、地域の人々の小さな支えが求められています。

認知症本人交流会パンフレット ダウンロード

本人交流会のパンフレットを用意しています。お手元にない方は、PDFファイルをダウンロードしてご覧いただけます。

認知症本人交流会パンフレット(PDF : 196KB)

研修用ビデオ〜認知症の本人交流会を支援しよう〜「仲間と出会い、話したい」

2005年の活動【本人ネットワーク】

2006年の活動【本人会議】

2007年の活動【報告書】

2008年の活動【報告書】

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