「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」発起人会が開催されました。
4月14日(金)、「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」(以下、100人会議)の結成をめざして発起人会(代表:堀田 力)が厚生労働省で開催されました。
会議では、冒頭に厚生労働省の大島認知症対策推進室長より「認知症を知る1年キャンペーン」の趣旨が報告されました。その中で大島室長は、「痴呆」から「認知症」への名称変更に合わせて、認知症の人が尊厳をもって地域で暮らし続けられるための「地域づくり」を官民の協力体制で進めるために、さまざまな生活関連領域のリーダーが参加予定の「100人会議」に大きな期待を寄せていることが語られ、関係者の全面的な協力を求めました。
そして、今後の展望として、今年度をスタートに「認知症を知り、地域をつくる10ヵ年の活動を展開していくことが提唱されました。その内容として、先ず、今年度から、5ヵ年で認知症について学んで地域づくりを進めていくサポーターが100万人程度に達し、10年後には、日本全国のすべての町で多くのサポーターが活躍し、認知症でもだいじょうぶな地域になっているが目標として示されました。
次に、「認知症を知る1年キャンペーン」の推進役となる「100人会議」の役割として、認知症の人の暮らしを地域で支える提言・宣言を行うこと、また委員の各立場を活かした関係者への情報提供・普及啓発を行うことが確認されました。
さらに、堀田力発起人代表を中心に、発起人会からの呼びかけの内容について活発な討議が行われ、各界有識者、企業・団体、マスコミや、認知症ケアの実践者、医療・福祉系団体のリーダーにキャンペーンの参加を広く呼びかけていくことを決定しました。
「認知症を知る1年キャンペーン」で行われる活動は以下のとおりです。
- 1)広報活動
認知症に関する国民的理解を高めるための情報発信
- 2)認知症になってもだいじょうぶキャラバンの展開
100万人のサポーターの誕生をめざして。
- 各地域で認知症の理解と町づくりをすすめる「認知症でもだいじょうぶキャラバン(仮称)チーム」の結成する。
- キャラバンチームが住民講座・職域講座・学校講座の開催や支援をする。
- 受講者が地域のサポーターとなる。
- 3)キャンペーングッズ開発・普及
認知症の理解と支援を促進するための共通の「もの」をつくる。
- 全国共通のコンセプトに基づくキャンペーン用のちらし、小冊子、ポスター、ビデオなど。
- 4)本人のネットワークづくりの支援
本人自らが認知症を乗り越えていくためのネットワークづくりをめざして。
- 認知症の人の全国組織「本人ネットワーク」の発足
- 身近な地域でネットワークをつくるための支援体制づくり
- 5)本人や家族の願いや力を活かしたケアマネジメントの推進
ケアプランを自ら描く、本人・家族の広がりをめざして。
- 「認知症の人のためのケアマネジメント・センター方式」当事者版の活用を推進する。
- 当事者の力を活かして、ケアマネジメント、ケアの質の向上をすすめる。
- 6)予防からの継続的な地域医療ケアの推進
予防から最期まで、認知症になっても地域で医療ケアを継続的に受けられることをめざして。
- 予防からの継続的な地域医療ケアに関する情報や実践例の収集と情報発信。
- 予防からの継続的な地域医療ケアの利用のあり方に関する情報発信。
- 7)地域での暮らしを支える介護サービスの質の向上と人材育成の推進
地域でくらし続けるための介護サービスをめざして。
- 介護サービスの人材育成カリキュラム・研修の見直し
- サービス評価や情報開示の推進など
- 8)認知症本人の権利を守る取り組みの推進
認知症の人の安全で安心な暮らしをめざして。
- 成年後見制度の活用促進
- 地域包括支援センター等における権利擁護を含めた総合相談の推進など
- 9)「認知症でもだいじょうぶ」町づくりキャンペーン
「認知症でもだいじょうぶな町」の誕生と広がりをめざして。
- すでに町づくりをすすめている実践例の公募と情報発信
